日立建機株式会社 霞ヶ浦総合研修所

「技術・技能」と「知識」を習得し、グローバルで活躍できる人財を輩出する。

パワーショベルの第一人者

日立建機株式会社(以下、日立建機)は、1970年(昭和45年)、建設機械の製造部門を担っていた日立建設機械製造株式会社と、建設機械の販売やサービス会社であった(旧)日立建機株式会社が合併して設立しました。

主な事業は、建設機械の製造販売で、国内のみならず、世界各国に事業所や工場を構え、連結子会社85社(国内10社、海外75社)、持分法適用会社12社(国内4社、海外8社)を有するグローバル企業です。

日立建機では、誰もが一度は目にしたことのあるオレンジ(タキシーイエロー)色の小型から超大型までの油圧ショベルや応用機械を茨城県土浦市やひたちなか市、かすみがうら市の工場で製造しています。また、ミニショベルは滋賀県、ホイールローダは龍ケ崎市、環境・リサイクル機は山形県の工場と日本全国の工場で製造しています。

特にショベルにおいては、1949年(昭和24年)日立製作所が純国産技術を駆使したパワーショベルを製造しており、国内ショベルの第一人者として国内トップレベルの品質と製造技術を誇っています。同じく、1965年(昭和40年)に国内初の純国産技術による油圧ショベルの開発に成功して以来、日立建機では油圧ショベルの製品の技術開発と品質向上を重ねてきました。現在では、ミニから超大型のショベル、ハイブリットショベル等の油圧ショベルを製造し、街中の小規模な工事現場から郊外の大規模な工事現場に至るまで、多様な作業現場に送り出しています。

また、応用機械は油圧ショベルをベースに開発しており、林業、土木、解体、金属リサイクル等、用途に合った特殊な仕様機を製造しています。さらに、コンクリートや岩石を破砕するクラッシャ、廃木材をチップ化する木材チッパ、土砂から瓦礫などを分離するスクリーン等の環境・リサイクル機、道路工事に使用するローラー等、日立建機が取り扱う建設機械は、あらゆる建設工事現場に使用されており、我々が快適な生活を送るためには欠かすことのできない機械ばかりです。

グローバルな人財育成を行う地域密着型の「霞ヶ浦総合研修所」

日立建機霞ヶ浦総合研修所は、茨城県稲敷郡阿見町に敷地面積14,600㎡、建物延床面積10,725㎡を有し、霞ケ浦に面した風光明媚な場所にあります。

研修施設は、技術や技能を「座学」と「実技(実践)」の双方から理解を深め、各職種別に新人から階層別に教育するグローバルテクニカルセンタと、3つの教室とスタディールーム、宿泊施設や食堂等を完備したマネジメントエデュケーションセンタの2棟から構成されています。

元々、日立建機の人財育成は、人事系や営業系、技術系等、カテゴリ毎に事業所や工場で実施してきましたが、2007年(平成19年)に人財開発センタを設立し、教育部門を組織化し、阿見町に総合的な人財育成の場として霞ヶ浦総合研修所が設立されました。

現在の研修体系は、大きく技術系のエンジニアと技能系のテクニシャンに分け、専門性の高い教育を実施しています。新人教育においても技術系と技能系に分けており、技術系は半年の導入教育の後、3~4年かけて開発や設計に関する技術や知識を習得し、技能系は、10ヵ月間で社会人としての教育や溶接、塗装、組立、加工のモノづくりの技能や知識を習得します。これまで霞ヶ浦総合研修所で研修を受講した従業員は延べ6千人で、全国各地の日本人だけでなく、オランダ、中国やロシア等の外国人も参加しており、世界の従業員が日立建機の技術や知識の習得に励んでいます。

製造業実務研修会の様子

霞ヶ浦総合研修所では、地域とのつながりも大切にしています。霞ケ浦湖畔で開催するかすみがうらマラソン大会にはランナーとしてだけでなく、給水やゴール付近の案内等、ボランティアとしても参加しています。また、地元の夏祭りでボートレースへの参加や、夏秋には霞ケ浦のゴミ拾いを実施しています。

さらに、地域のものづくり企業の生産性向上を支援する取組として、2009年(平成21年)より常陽銀行(めぶきフィナンシャルグループ)と連携した「製造業実務研修会」を開催しています。溶接や塗装等の技術習得や、5S活動等の作業改善に関する知識の習得等をテーマにこれまで11回実施しており、日立建機の高度なカリキュラムに沿った研修を受講できることから、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、福島県の企業から延べ290人/197社参加する人気の研修会となっています。

企業にとって永遠のテーマ“人材育成”

日本の人口は、少子高齢化に伴い生産年齢人口の減少が危惧されています。また、働き方の多様化や雇用のミスマッチ等により、企業が求める人材の確保は難しくなっています。そのような中、確保した人材を有効に活用し、生産性の向上を図るためには、企業が必要とする人材に育てていくことが求められます。

日立建機においても、変化し続ける市場動向と顧客ニーズに対応する製品を提供し続けるためには、生産技術力や開発能力の向上が不可欠です。また、海外市場における売上は、全売上の70%以上を占めていることから、グローバル社会に対応できる人財の育成も重要です。

霞ヶ浦総合研修所では、このような生産技術力や開発能力の向上、社会のグローバル化に対応できる人財を数多く輩出されることが期待されます。それにより、市場と顧客ニーズに合致した独創的で画期的な商品を提供し、世界各地で豊かな空間を創造することによって、日立建機の更なる発展につながります。

会社概要

日立建機株式会社

所 在 地
(本社)東京都文京区後楽 2-5-1
(霞ヶ浦総合研修所)茨城県稲敷郡阿見町大字青宿 16-2
業  種
建設機械製造・販売業
従業員数
連結:21,447名 単独:4,038名
(2016年12月1日現在)
連結:23,858名 単独:3,985名
(2017年4月1日現在)
代表執行役執行役社長
平野 耕太郎
連 絡 先
(本社)03-3830-8040
(霞ヶ浦総合研修所)029-891-3390
U R L
https://www.hitachicm.com/global/jp/

トップインタビュー

県内の企業の経営者のお話しが閲覧できるトップインタビューはこちら

Think&Act

県内の大学や研究機関に在籍する新進気鋭の研究者の研究成果を事業化の視点で紹介します。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。

このページのトップ